自己肯定感って
自己肯定感‥
保育士の仕事をしているとよく耳にするワードです。
インターネットでも自己肯定感についての情報はたくさん出てるし、自己肯定感のことが書かれている本もたくさん出版している。
私も子どもたちの自己肯定感を高めるべく、日々奮闘しているが、やはり限界を感じるのが正直なところ。
それは何故かというと、その子の親自身が自己肯定感についての知識をしっかり持っていないが故に、保育園で自己肯定感を高めても、家に帰ると自己肯定感が低くなるパターンがよくあるのだ。
プライスマイナスゼロ、いや、むしろマイナスの方が大きい。
だって一番愛して欲しい人に、一番ありのままの自分を受け入れて欲しい人に、否定されてしまうんだもの。
【100点とらなきゃママは褒めてくれない】
【失敗すると怒られる】
【良い子でいないとダメなんだ】
今の日本の子どもたちは本当にヤバイと思う。
先進国の中でも一番自己肯定感が低いと言われるのが日本。
なぜかって?
それは今の日本の教育に根本的な問題があるからだ。
でも自己肯定感は、親がしっかりと知識を持ち、正しい愛の伝え方さえできれば高めていくことはできる。
間違った愛の伝え方していませんか?
我が子のありのままの姿をまるごと愛してあげましょう。
子どもの可能性を引き出す秘訣その3
前回、前々回のブログでご紹介したのは、
子どもの可能性を引き出す秘訣その1
【褒める】
子どもの可能性を引き出す秘訣その2
【目標を持つ】
の2つについて詳しく書かせていただきましたが、今日は3つ目について書きたいと思います!
では、さっそくいってみましょう!
3つ目はズバリ!
【小さな自信を積み重ねる】
です!!!
自信は心の支えになり、大きな力となります。
自信がないと不安になるし、積極的にいろいろな物事に取り組もうとはならないですよね。
私は年長児担任の時、運動会で八の字とダブルダッチを大成功させましたが、そのクラスは3歳児から担任していたのでそれに辿り着くまでに小さな自信の積み重ねがあったのです。
4歳児クラスの時には運動会に向けてフラフープに取り組みました!
フラフープは小学校のように検定表を作成し、それを活用しながら4ヶ月練習することで、全員回せるようになり、しかもいろんな凄技まで出来るようになりました!
その時から【褒める】【目標を立てる】は実践していました!
そしてその時に子どもたちは、ただフラフープを回せるようになっただけではなく、
【練習したら上達する】
【諦めないで頑張ったら出来るようになる】
ということも学んでいたのです。
それが自信となり、年長児の運動会ではダブルダッチも八の字もみーんな意欲的に取り組むことができたのです!
経験に勝るものなし!
子どもは言葉だけで言ってもうまく伝わりませんが、経験したことは驚くほど心に響き、伝わります!
「ほら、フラフープの時練習して諦めなかったらできたじゃん。だから八の字も諦めずにやればできるよ!」
「そうだね!頑張ってみる!」
こんな感じで子どもも納得し、前を向いて頑張ることができます!
自信は別に運動じゃなくてもいいんです。
「苦手なものが食べられた」
「今日は泣かないで保育園に行けた」
「お手伝いが出来るようになった」
「お友だちにごめんねが言えた」
そう、こうした小さな自信が心の土台となり、物事に取り組む時の大きな糧となるのです。
最初の一歩は小さくていい。
でもその小さな一歩を大切にしてあげることで、大きくその力は花開くのです!
目の前にいる子どもの小さな成功体験をしっかりと褒めて、認めて、着実に自信を積み重ねていって下さいね!
子どもの可能性を引き出す秘訣その2
子どもの可能性を引き出す秘訣その1では、子どもを【褒める】ということについて詳しく書かせていただきましたが、今回は2つ目をご紹介したいと思います。
ずばり!
子どもの可能性を引き出す秘訣その2は‥
【目標を持って取り組む】
です。
縄跳びにしろなんにしろただなんとなく練習していても、達成感はありませんよね。
だから小さな目標でもいいからその日頑張る目標を子どもと一緒に立てていくのです!
子どもと一緒に立てる←ここ重要!
大人が一方的に決めた目標では意味がないのです。
子どもと話しながら
「今日は八の字連続10回目指してみる?」
「◯◯くん、今日八の字練習する時に目をつぶらないで跳ぶことを目標にしてみよっか?」
「◯◯ちゃん、昨日は八の字跳ぶ時にジャンプが低かったよね?!だから今日はもう少し高くジャンプすることを目標にしてみる?」
など、子どもが無理なく達成できそうな目標を大人が会話をリードしながら決めてあげることも大切です。
時に子どもは、
「八の字1000回跳ぶ!」
とか無茶苦茶な目標も言ってきますが、その時は
「無理に決まってるじゃん!」
というのではなく、
「1000回跳べたら凄いよね!じゃあ、1000回跳ぶつもりで一生懸命一回一回跳ぶことを目標にしてみよう」
など、うまく目標を変えてあげることが大切です。
私が受け持ったクラスでも毎日小さな目標を立て、運動会に向けては八の字200回跳ぶことを目標にしていましたが、運動会前日に602回の大記録を達成した時子ども達は、なんて言ったと思いますか?
もちろん声を大にして「やったー!」と喜んだことは言うまでもありませんが、すぐに
「ねぇ、次は700回目指してみようよ!」
「いや、1000回だっていけるよ!みんな!」
と、次なる目標を勝手に掲げ出したのです!!
そう、自然と目標を立てる意識が子どもの中に植え付けられていったのです。
この土台さえできれば、小学校でも中学校でも目標を立てていろいろなことに取り組み、目標を達成した時の喜びを知ってる子どもは達成するまで粘り強く取り組み、大きく成長していくのがわかりますよね?
最初は小さな目標でも、気付けば大きな目標になっていきますよ!
是非この2つ目も実践してみてくださいね✨
子どもの可能性を引き出す秘訣その1
前回のブログでは、私が担任した年長クラスの子どもは全員ダブルダッチを跳べるようになり、八の字も最高602回という大記録を達成できるまで成長したということを書きました。
もちろん私は縄跳びの達人でも何でもありませんし、幼児体育指導者資格なども持っていません。
では、なぜここまで子ども達の力・可能性を引き出すことができたのか?
それは私が仕事をする上で大切にしている3つのことを実践しただけ。
今回はそれを皆さんにお伝えすることで、子育てのヒントになればと思います。
では、さっそく1つ目!
【褒める】
なーんだ、そんなことかと思う人もいるかと思いますがこれ結構出来てるようで出来てない人が多いです。
褒める時に棒読みになってませんか?
感情を込めて褒めてますか?
褒めている時の表情はちゃんと笑顔になってますか?
具体的に子どもの姿を褒めてますか?
「すごい」「できたね」「やったね」
これは褒めたうちには入りません。
「すごい」「できたね」「やったね」ではなく、例えば‥
『なかなかうまく出来なかったけど、練習したら出来るようになったね!練習を諦めないで頑張った◯◯ちゃんはすごいね!』
など、具体的に褒めてあげることで子どもへの伝わり方も大きく変わってきます。
ちなみに、失敗した時は必ず次に繋がるような声かけをしています。
「◯◯くん、今惜しかったよ!今は跳ぶタイミングが遅かったから、もう少し跳ぶタイミングを早くしたら絶対跳べてたよ!次それを意識してみよう!」
「◯◯ちゃん、縄に引っかかっちゃったけどこの前よりジャンプが高くなってるね!すごいよ!あとは縄の真ん中でそれが出来たら跳べるよ!その調子!」
「なかなかうまく跳べないね。◯◯ちゃん頑張ってるから先生も悔しいよ。どうしたらうまく跳べるようになるか、一緒に考えてみよう!」
など、このような声かけをすることでできなかったり失敗したりしても、子どもは前を向くことができます。
叱ったり否定は絶対にしません。
何で出来ないの?
あーあ、やっぱダメだ。
練習ちゃんとしてるの?
こんな声かけされたら意欲も低下、頑張る気持ちも無くなってしまいますよね。
私はこの【褒める】を実践することにより、子どもの意欲を高めることができています。
ご家庭での子どもへの褒め方 ‥今一度見直してみてくださいね!
子どもの可能性
私は現在保育士10年目であり、中堅と呼ばれる位置にいる。
まだまだ学ぶべきこともたくさんあるが、10年働いて、わかってきたこともたくさんある。
それは、
【子どもの可能性は周りの環境(人や物)によっていくらでも伸ばすことができる】
ということ。
私は男性保育士であるが、たぶん自己分析すると特に他人より秀でてる能力があるわけでもないので、そういった部分では保育士の適正能力はそこそこといったところ。
運動も走ったり、ドッジボールは得意だが、苦手なことが多く(跳び箱、マット、鉄棒、プールなど)、製作もあまり好きではないし、ピアノも特別上手に弾けるわけでもない。
しかし、私は1つだけ他の保育士や教育者より確実に長けていることがある。
それは‥
子ども達の意欲や可能性を引き出すこと。
では、その実例として私が担任したクラスは一体どんな成長を遂げていったか‥
昨年度まで担任していた年長児23名。
運動会では、ダブルダッチと八の字を披露しました。
たぶん同じ保育業界の方ならこれをやっただけでもちょっと凄いことが伝わるのではないでしょうか。
ダブルダッチは、回している中に入って、1人10回跳ぶ。
もちろん23人全員!
クラスの構成としては男子11人、女子12人。
そのうち運動をかなり苦手とする子は5名。
それ以外の子でも運動神経が良いと言われる子は、5人程度。
残りの子は得意でもないし、不得意でもないといった様子。
でも運動会当日はみんな自信を持って堂々と跳ぶことができていました。
もっと凄いのは八の字!
八の字は小学生が行うイメージがあるが、私はあえて高い課題を子ども達に欲求した。
運動会の4ヶ月前から練習をはじめ、さて運動会当日に一体何回跳べたでしょうか?
その回数‥ズバリ192回!
二回挑戦し、一回目が192回、二回目も186回という素晴らしい記録。
さらに言えば、運動会前日には602回というもはやギネスに載るんじゃないかという記録を達成した子ども達。
たかが5歳の子が、八の字連続跳びをここまで出来てしまうんです。
つい半年前まで八の字という言葉すら知らなかった子達が‥。
さて、私が子ども達にしたことは一体どんなことでしょう?
出来るまでスパルタに叱り続けた?
出来ない子には無理にでも練習させた?
いいえ。
私が子ども達にしたことはたった3つのこと。
さて、それは一体なんだったでしょうか?
続きは、次の日記にてお知らせしたいと思います☆